以前、外部環境の変化に敏感に反応できる「SWOT分析」・・・焦ってもムダ!で会社がどうにもならない状況に陥った場合について書かせてもらいました。
そうはなりたくないものです。
なんとか事前に手を打って、回避しなければなりません。
しかし、多くの経営者の方が分かっているけど・・・この手を打つという事が後手にまわります。
いくつかの理由として、
現状を変える事への戸惑い、恐怖。
昔からのしがらみ。
社員さんへの思い。
そして、新しいことへチャレンジすることへの不安。
実に様々な要因が、経営者の行動を縛り付けます。
そんな時、このSWOT分析では、
我社の「脅威が現実になったとき」×「弱みが改善出来てない」としたら・・・
果たしてどうなってしまうのかの成り行きの想定を行います。
当然、今の売上が減少したり
抑えられている経費が増大したり
原価がアップして利益率が急減したり
なにも大げさに不安を煽るような想定は必要ありませんが・・・
現実を想定して、できるだけ理想論を置いておいて
このままではどうなるか?を数字にしてみます。
「成り行き損益一覧表」を作成するのです。
その一覧表は、何かを語ってきます。
もしかしたら聞きたくない何かかもしれませんが・・・真摯に耳を傾けることが大切です。
それは社員さんのためにも、欠かせない経営者の仕事なのです。