弊社では、企業の磨き上げや後継者教育に戦略的中期経営計画策定を用いています。
毎週火曜日と木曜日は、戦略的中期経営計画策定についての詳細を取り上げていますので、参考にしてください。
なんと言ってもあらゆる経営計画書の主役は・・・目指すべきゴールを明確にする事です。
「よし、みんなー俺たちは今からあそこを目指すぞー!」
「隊長、あの山の頂ですねー!さぞやあそこからの眺めは最高でしょうねー!」
これからあのゴールを目指していると色んな困難が現れるかかもしれない。
突然雨が降りだしたり、
嵐になったり、
目の前に大きな岩が出てきたり、
その都度、みんなで知恵を絞って登り方を考え抜いて変えて行く。
どの道が最適なのか?乗り越えるのか?避けるのか?
でも、どんな事があっても絶対に変えてはいけないものがあります。
それが・・・あのゴール目標。
反対に、変えなければいけないものは?
それが登り方。つまり、手段や方法です。
そして、もう一つ大切なことは、ゴール目標を誰が見ても寸分の違いや誤解がない明確なものにしておくということです。
立場が違っていたり、経歴や経験が違うと自分の味方が先行してしまい、自分の目線で解釈してしまうのです。
そうなると、組織の足並みが揃わくなり、本来のチームの力が発揮されなくなる。
ともすれば反対方向に突っ走って行く奴が出てくることにもなる。
ゴール目標は、誰が見ても同じに見えるものにしなければいけないのです。
その為には、数値化する。
金額だったり、%だったり、期日だったり・・・いわゆる定量化というやつです!
一方、数値化できない目標だってあります。
人の気持ちや組織の風土、イメージだったり感覚だったり・・・これは、定性的というやつです。
この定性的な目標もできる限り、具体的に解りやすく表現するのです。
もちろんゴール目標は、「こうなったらいいのにな―」の希望的観測では、ダメです。
そこには、分析を重ね、様々な検証を通じて考え抜かれた戦略と戦術に裏打ちされた根拠のある目標でなければなりません。
そこまでやるんですか?・・・という準備から生まれた目標には、「達成しないわけないじゃん!」という確固たる自信が宿ります。
この自信こそが、みんなの行動に変わり、組織は動きだし、着々とゴールに近づいて行くのです。