親族内事業承継で、後継者と決めていた長男が会社を飛び出たという事例についてです。

 

甲社代表取締役Aは、長男Bを社長の地位に就け、自分は会長に就任しました。

 

Bの経営者としての資質に疑問を持っていたばかりに株式贈与も行わず、厳しい指導ばかりの繰り返しでした。

 

そして、最終的に長男Bは不満を爆発させ会社を飛び出てしまったのです。

 

その後、甲社はM&Aか廃業の選択を迫られることになったのです。

 

よく「うちの息子は、まだまだ」という言葉を聞きます。

 

しかし、ご自分が息子さんの年齢の時はいかがだったでしょうか?

 

ご自分もいろんな経験をされながら、会社を引っ張ってこられて今があるのですから・・・

 

後継者として本気で育てられたらどうですか?

 

先代の血をひいている子供さんなら、小さなころから親の背中を見て育っているわけですから、花ひらく時が来ると思います。

 

弊社では、後継屋の皆さんに対して「戦略的中期経営計画策定」を通して経営の基礎をしっかり学んでいただいています。

 

その講義の中で、私自身も社長や後継者を体験しましたので、その現場で感じたことも赤裸々にお伝えしています。

 

また、先代がなかなか退かない理由に

 

「後継者がなかなか育たないから」という以外にも

 

対外的な面子、第一線から離れる寂しさなど経営とは関係のないこともあります。

 

そこで、弊社ではハッピーリタイアへ向けた一環として、

 

「(名誉的な)名刺」「物理的な居場所」「これまでの経験を活かせる組織」など

 

引退後も活躍できる状況も一緒に考えることも大切にしています。