弊社では、企業の磨き上げ後継者教育戦略的中期経営計画策定を用いています。

 

毎週火曜日と木曜日は、戦略的中期経営計画策定についての詳細を取り上げていますので、参考にしてください。

 

さあ、これから我社はどうなりたいか?

 

その為には、自社と自社を取りまく環境をしっかりと把握しなければなりません!

 

その第1歩は財務分析です。

 

やはり、何といっても数字は嘘をつかないのです。

 

時に残酷ですが、赤裸々にあなた(会社)を冷静に表現してくれます。

 

財務分析には数限りなく様々な方法がありますが、ここでは特に重要な6つの指標について説明します。

 

 

 

1)売上増加率

 

売上増加率=(今期売上-前期売上)÷前期売上×100%

 

売上が、前年に対してどれだけ伸びているかです。

 

企業は、売る事によって利益を出していきます。

 

この根本的な売上が伸びているのか減っているのかは・・・何より、重要な指標なのです。

 

これが傾向として落ち続けているのであれば、

 

市場が大きな変化を来たしているかもしれませんし、

 

社内に大きな問題があるのかもしれません。

 

2)営業利益率

 

営業利益率=営業利益÷売上高×100%

 

売上高に占める本業の利益の割合です。つまり、どれだけ効率よく儲けたかです。

 

利益は、お客様の「ありがとう」の値です。

 

この数字が大きければ大きいほど、お客様の「ありがとう」が大きい証拠とも言えます。

 

逆に少なければ、そんなに喜んでもらえてない証拠にもなるのです。

 

もちろん、業種や商品によって大きく変わるのもこの数字です。

 

3)労働生産性

 

労働生産性=付加価値(粗利)÷人数

 

会社の1人が、いくらの付加価値(粗利)を稼いでいるかの額です。

 

つまり、人の仕事の効率を数値にしているのです。

 

しかし、これは業種によって大きく変わります。

 

一概にはいえませんが、不動産や、金融、保険は高い傾向にあり、飲食や宿泊業は低い傾向にあると言われます。

 

市場の成長性やニーズ、競合などが大きく関わってくる数字です。

 

4)EBTDA有利子負債倍率(イービットDA)

 

EBTDA有利子負債倍率=(借入金-現金と預金)÷(営業利益+減価償却費)

 

簡単にいえば「借入金の返済能力」を示す指標であり、企業の健全性を図る指標の一つであるといえます。

 

企業は、発展させる為に銀行から資金を調達します。

 

しかし、銀行はちゃんと返してもらえるかを見極めます。

 

その時に重要な指標となります。

 

5)営業運転資本回転期間

 

営業運転資本回転期間=(売上債権+棚卸資産-仕入債務)÷(売上高÷12)

 

企業活動は、現金払いだけで成り立っている事はまれです。

 

仕入れた代金を何日か後に支払う約束をし、売った代金も何日か後に頂く約束をしているものです。

 

当然、そこには時差が生じてきます。

 

営業運転資本とは、商品や原材料の仕入れから売上代金の回収までのサイクルを回すために最低限必要な資金です。

 

営業運転資本回転期間とは、営業運転資本を月の売上で割ったもの。

 

つまり、一ヶ月あたりの売上高と営業運転資本の比です。

 

急激に大きくなったら要注意!

 

銀行から短期で借り入れを行うなど、速やかに手を打たなければなりません。

 

6)自己資本比率

 

自己資本比率=自己資本÷総資本

企業の資本は、自分で調達した自己資本と銀行等から借り入れた他人資本(負債)があり、当然これは返済しなければなりません。

 

つまり、返済の義務がない自己資本をどれだけ手元においているかが、経営が安定しているかどうかを図る重要な指標になるのです。

 

これらの重要な数値も眺めているだけでは何の価値もありません。

 

使いこなして初めて強力な味方になるのです。

 

時に不甲斐ない数字は心を痛めます。

 

できれば見たくないものです。

 

しかし、それを避けて通っていれば、いずれ大きな問題へと発展します。

 

数字は、決して我々を責める存在ではありません。

 

気付かせ、「早く手を打とう」「変えよう」「改善しよう」と教えてくれる・・・とてもありがたい存在なのです

 

ですから、できるだけ身近に置いてその変化を見続けることがとても大切です。

 

そして、趨勢比較は特に大切になります。