M&Aにおける売却価格は、買い手企業が売り手企業の価値の調査・評価(デューデリジェンス)を行ったうえで、交渉の末に売却価格が決定します。
デューデリジェンス(Due Diligence)とは?
企業調査の1つであり、M&A、事業再編、不動産投資などの取引の対象となる
企業や事業部門、不動産・金融商品などのついて事前に詳細を調査、検討することを言います。
実務においては、
・事業デューデリジェンス
・財務デューデリジェンス
・税務デューデリジェンス
・法務デューデリジェンス
・人事デューデリジェンス
・知的財産デューデリジェンス
・ITデューデリジェンス
・不動産デューデリジェンス
など様々な観点から調査されます。
買い手側とすれば当然詳細について把握したいわけですから、
売り手側は日ごろから企業価値を意識した経営が必要なのです。
この企業価値を高めるために経営改善を行うことを「磨き上げ」と言います。
私は、M&Aのためだけに磨き上げをするのではなく、後継者がいる場合でも磨き上げが必要だと考えています。
親族内で承継するから磨き上げをしなくてよいわけはありません。