このグラフは、中小企業における社長の交代率を表したモノです。
(出典)帝国データバンク「全国社長分析」(2012 年)
(備考)「全国社長分析」では、2011年調査までは個人経営の代表を含んだ調査、
2012年調査からは株式会社、有限会社に限定した調査となっており、株式会社、有限会社に限定した場合、2012年の経営者の交代率は3.61%、経営者平均年齢は58.7 歳。
帝国データバンクの調査によると、
2008年に交代した社長は、32,440人で
社長交代率は2.84%となっており、
7年連続で、過去最低を更新し続けています。
経営者交代率が長期にわたり下落傾向にあることは、
多くの企業において経営者の交代が起こっていないことを示しています。
その結果として、1995年頃には47歳前後であった経営者年齢のボリュームゾーンも 2015 年には66歳前後になっていいます。
中小企業経営者の引退年齢は、平均は67~70歳程度であるため、今後5年程度で多くの中小企業が事業承継のタイミングを迎えることが想定されます。
中小企業は、地域経済を支える大きな存在です。
その経営者が高齢化は、地域経済の発展を阻害するだけではなく、属する業界団体の衰退にもつながってしまいます。
だから、中小企業の事業承継がうまく進むことが大事なのです!