貸借対照表の基本的な構造について簡単にご説明しましょう!

左側(借方)、右側(貸方)上部、右側下部の3つのエリアに分かれています。

 

貸借対照表の左側は、「資産の部」と呼ばれ、企業が所有しているプラスの資産が一覧表示されています。

 

通常は、現金化しやすい順番(流動資産・固定資産・繰延資産)に各勘定科目が並んでいます。

 

一方、貸借対照表の右側上部は、「負債の部」と呼ばれ、企業が所有するマイナスの資産である負債が一覧表示されています。

 

上から順に、流動負債・固定負債が表示されています。

 

貸借対照表の右側下部は、「純資産の部」と呼ばれ、資本金をはじめとする企業の運転資金等に関連する勘定科目が並んでいます。

 

事業承継時における貸借対照表(B/S)の見方は、

 

①安全かどうか?

 

左上が大きく、右下が大きいか?

 

②不良債権や不良在庫、評価損はないか?

 

流動資産の売掛金や棚卸資産は、数字通りなのか?など

 

③負債はどの程度あるのか?

 

固定負債は、税引後当期利益の何年分なのか?など

 

④負債のうち、銀行借り入れの返済状況はどうなっているのか?

 

確実に返済されているか?無理な返済計画になっていないか?

 

⑤負債の中に「社長借入金」があるか?

 

ある場合は、相続財産に含まれるために無計画のまま現社長が死亡すると相続人に相続権が発生し、課税対象になります。

 

⑥資産の中に「社長貸付金」があるか?

 

金融機関からの評価は、貸しても返してもらえない資産(換金性がない)、というマイナスイメージになります。

 

会社のお金と社長のお金の区別がついていない会社があります。

 

あたかも「会社の財産=私(社長)のモノ」と考えている経営者はわりと多いような気がします。