今日は、現経営者が死亡した時に相続して後継者へ承継が行われる方法について解説します。
メリット
①株式取得のために後継者が用意しなければならない資金が売買等に比べて少なく済みます。
②社長の座を後継者に譲ったとしても、亡くなるまで株主として経営の主導権を握り続けることができます。
デメリット
①相続税が発生します。
②遺言書がない場合、現経営者が亡くなると後継者以外の相続人が相続分を主張し、株式が分散することで思い通りの経営ができなくなる場合もあります。
③遺言書がある場合でも、他の相続人の遺留分を侵害する場合は、遺留分減殺請求がされ、
後継者が会社に関わる資産(株式・不動産など)を取得するために
高額な資金を用意しなければならないこともあります。
④遺言書は、新しいものが優先されるために、後継者が知らないうちに書き換えられたりすることで、立場が不安定になる恐れもあります。