コロナ対策として、生き延びようと、必要以上の額を借り入れておられる企業が多いのです。
従業員承継については、それまではサラリーマンに過ぎない従業員が後継者となるため、
現経営者から経営権を引き継ぐための株式購入資金の準備や購入資金を借り入れた場合の返済金の工面について問題となるケースが多いとの調査結果がでています。
さて、従業員である後継者候捕が事業承継を承諾したとしましょう。
次に対策しなければならないことは、現経営者が持っている株式を買い取る準備です。
従業員である後継者候補が十分な資金を準備できることが少ないために慎重な対策が必要です。
下記にいくつかの手法を列挙してみます。
LBO:レバレッジド・バイアウト(Leveraged Buyout)の略称で、企業買収手法の一つです。
企業やファンドが他社を買収する際に、買収資金を自己資金だけで賄うのではなく
買収先の資産や将来のキャッシュフローを見合いとしたお借り入れ等で調達して買収を行う方法です
MBO:マネジメント・バイアウト(Management Buyout)の略称で、企業買収手法の一つです。
経営陣がファンドや金融機関等と協力してオーナーから株式等を買収する取引です。
その際の資金調達手法として、LBOを用いた例が多くみられます。
EBO:エンプロイー・バイアウト(Employee Buyout)の略称で、企業買収干法の一つ。
会社の経営陣ではなく、従業員組織が借入等を行って、旧代表者の保有する自社株式を買収する手法のことを言います。