事業承継のカギは“社長夫人”にあり!

これまでに多くの中小企業の終活に関わってきました。

社長ご夫妻の子供さんがいないためにM&Aを決断された社長夫妻。

借り入れが多いために廃業もできずに無理やり延命した結果、傷を深めたうえ体調不良のために最終的に破産を決意した社長夫妻。

歴史ある会社で目まぐるしく変化する環境に対応できずに業績が悪化したうえ、50歳代でありながら後継者不在という理由も重なりM&Aを決断した社長夫妻など・・・

このような現実を目の当たりにしています。

これらの現場で感じることは、最後の最後は社長夫人の決断(後押し)で決するということです。

子供のように大事に育ててきた会社の“最終決断”を下すことはそう簡単なことではありません。

だから、余計に社長の決断が鈍るのです。

しかし、社長夫人はそばで冷静に会社や社長の苦悩や体調を心配して見ています。

また、逆に事業承継の壁になるのも“社長夫人”の存在です。

株主でもある社長夫人抜きに事業承継の話を進めたばかりに最後の最後にまとまらなかった事例もあります。

あるクリーニング屋さんの事例です。

その会社は、夫である代表取締役会長と甥の取締役社長で運営されていました。

しかし、夫は高齢を理由に万が一のことを考え、奥さんに株を全株譲ったのです。

その後、満を持したように離婚に。

結局、夫である代表取締役会長と甥である取締役社長を株主総会にて解任決議をさて、追い出されてしまったのです。

現在は、奥さんが代表取締役会長に娘婿さんが取締役社長となって運営されています。

笑えない話です。

事業承継のカギは、“社長夫人”にあり!

この言葉が身に染みる事例です。