親族内事業承継で、名義株式問題を解決していなかったばかりに会社決定事項に対し、無効と主張された事例についてです。

 

乙社は、事業承継目的で、会社分割をすることを決定しました。

 

ところが、先代経営者Aの兄B(株主名簿に名前が掲載)の相続人C(Bの子供)が・・・

 

「この決定には株主総会の決議が必要なのに、株主総会にも呼ばれず参加できていない。よってこの決定は無効!」

 

と主張してきたのです。

 

事実関係は、先代経営者Aの兄Bは、名義株主だっただけなのです。

 

※名義株主:以前の商法の時代に株式会社の設立時には一定数の発起人(株主)が必要だったために存在する名義だけの株主

 

Cの主張に対し、

 

会社は、「単なる名義株主なので株主総会に参加する必要はない」と主張。

 

結果として、Cは訴訟に至ったのです。

 

このように名義株主問題を放置したままでいると、名義株主本人やその相続人から株主であることを主張され、こじれているケースが多々あります。

 

全株主の現状況を把握することを徹底してください!