「人間とビジネスモデルの寿命にある」と言われています。

現経営者がどんなに優れた経営手腕を持っていたとしても永遠に経営を続けることはできません。

昔から「ビジネスの寿命は30年」などと言われています。

(最近では、「ビジネスモデル5年説」とも)

この30年という数字は、経営者が心技体整って働ける期間とも重なるのです。

現経営者が生み出し、苦労を重ねて育て上げてきたビジネスモデルではありますが、現状維持のままでは目まぐるしく変化する経済環境や技術革新にはついていけずにいずれ陳腐化してしまいます。

事業承継を契機として、後継者の柔軟な発想とバイタリティで経営革新を果たし、新しい成長局面に入ることが事業承継の真の目的とも言えます。

しかし、承継すべき経営資源も必ずあります。

何でしょうか?

株式さえ渡せばよいとお考えの経営者が多いのですが、大きく分けて3つを承継しなければなりません。

①人(経営権)の承継

経営権の承継のことです。

中小企業は社長で決まるといってよいでしょう。

後継者を選定し、育成し、資産や知的資産を引き継がせるというステップを踏む必要があります。

一般的には5~10年かかります。

②資産の承継

事業資金・設備・不動産などの事業運営に必要不可欠な資産を承継させることです。

③知的資産の承継

取引先とのコネクション、組織力、会社ブランド、特殊技術、経営ノウハウなどといった競争力の根源となっている会社の強みを承継することです。

戦略的な視点は、この知的資産の承継にも役立ちます。