家族は固い絆で結ばれていて、「私の言うこと」を黙って聞くのが妻の務めだと思う。

 

そんな風に未だに古風な家庭の主を貫いている“ワンマン社長”がいます。

 

逆に、家族には何一つ真実を語らず、破綻のその日まで一切を一人で背負い込み続けて、ストレスで体を壊す、“孤高の人”タイプの孤独な経営者もいます。

 

私も若かりしときがそうでした。

 

30代で会社を起こし、6年間社長業をしたことがあります。

 

手形は切っていませんでしたから、倒産にはならなかったものの・・・5千万円の負債を残してしまいました。結果は、5年で完済しましたが・・・

 

家族には、会社を起こす時も辞める時も、借入があることも一切話さなかったわけです。

 

何も誰にも言わずに、乗り切るのはきついものでした。

 

“死”を考えることもありました。

 

変なプライドが邪魔したり、自己否定をしてしまうのです。

 

今考えれば、話す勇気がなかったのかもしれません。

 

バカでした。

 

しかし、皆さんの後ろには家族がいます。友人がいます。

 

ぜひとも相談してみましょう。

 

そして、良いパートナーとなる専門家を探しましょう。

 

家族会議のように格式ばったやり方でなくとも、皆さんで集まって本音を話す機会を作ってください。

 

自分の生命保険で借金返済などという、誤った考えを持たないでください。

 

そんな心の葛藤が収まってきたら、家族を集めて、気持ちを伝えましょう。

 

家族に反対されると思っていたら、応援する側に回ってくれたり、背中を押してくれることが多いようです。

 

その理由は、今日まで頑張ってきた経営者の姿を近くで見てきた家族ほど、現社長の苦労が、疲れの様子が、見ていられないほど辛かったというのです。

 

「やっと辞める気になってくれた」と、周囲が安堵することも多いのです。

 

とにかく一人で悶々と悩むのはやめましょう!