M&Aにもメリットとデメリットがあります。
売手企業と買手企業に分けてそれぞれの特性を見ていきましょう。
【売手企業】
- メリット
・後継者の不在問題が解決できる。
・株式の売却利益が得られる。
・借金の連帯保証の解除が可能になる。
・社員雇用が守られる。
・取引先を継続できる。
- デメリット
・会社や事業に魅力がなければ相手が見つからず、結果的に時間を浪費することになる。
・情報漏えいのリスクがある。
・なかなか相手が見つからないと、結果的に会社を安売りしてしまうこともある。
【買手企業】
- メリット
・閉塞感の打開が期待できる。
・新たな販路、技術、人材を獲得できる。
・相乗効果が期待できる。
・新たに投資するよりも時間とコストを節約することができる。
- デメリット
・M&A後の経営失敗
・投下資本の回収ができないことがある。
・企業の査定方法が難しいため高値買いしてしまうことがある。
・M&A成立後に売却企業の不要な資産や簿外債務などを引き継ぐ可能性がある。