• その事業、後継者は本当に継ぎたいのですか?

 

今まで築き上げてきた事業を残していくという意味では、子や社員などの後継者に承継することは、とても望ましい承継方法です。

 

しかし、これは現社長から見た目線であって、後継者から見た目線はどうなのかを今一度確かめる必要があります。

 

また、能力的に引き継がせられるのかという点もチェックが必要です。

 

すべてのスキルが高い必要はありませんが、「財務・法務・税務を理解する能力」などは勉強さえすれば身につくものなので、最低限学ばせておく必要があります。

 

 

  • 後継者候補の本音を引き出すには?

 

まずは後継者候補としっかり話をする場を設けましょう。

 

後継者候補がざっくばらんに本音で話せる場所やタイミングを選ぶことも大事です。

 

そして、社長の思いと会社の現状を伝えます。

 

 

会社の現状については、客観的な事実を伝えましょう。

 

もちろん、後継者候補の考えや気持ちも聞かなくてはなりません。

 

「長男だからしかたなく」とか、「経営に興味はあるけれど、借金を背負ってまではやりたくない」などと考えているかもしれません。

 

こんな気持ちのまま継いでしまうと、事業承継に失敗する可能性は大きいでしょう。

 

不安を聞き出すには、

 

「経営のことで心配していることはないか?」

 

「従業員のことで不安なことはないか?」

 

「連帯保証についてはどう思っている?」

 

現社長側から具体的に聞いてあげることが重要です。

 

場合によっては後継者以外の人から意見を聞くことも必要です。

 

しかし、後継者選びは、社長が主体となって決めることです。

 

後継者側の意思や能力の問題により、後継者へ引き継げないのであれば、第三者へのM&Aなど別の方法を考えることになります。

 

  • 後継者に求められる「資質」

 

・税務、法務、税務を理解する能力

➾経済活動に必要な基本的な能力・知識。特に数字を読む力は大事

 

・コミュニケーション能力

➾人や組織を動かすために必要な資質

 

・マネージメント能力

➾人や組織を動かすために必要な資質

 

・リーダーシップ

➾人や組織を動かすために必要な資質

 

・信頼感、安定感

➾人や組織を動かすために必要な資質

 

・判断力、実行力

➾物事をしっかり見極め大胆なチャレンジをしていくために必要な資質

 

・精神力

➾幾多の難しい局面を乗り越えていくために必要な資質

 

  • 覚悟も見極める

 

・経営者としての覚悟

 

➾引き継いだはよいが、経営能力不足によって会社が傾いたりしないだろうか?難しい経営の連続の中で、会社と社員を背負っていくだけの覚悟があるかどうか

 

・古参社員を相手にする覚悟

 

➾コミュニケーション能力に長けている人でも、現社長の代からの古参社員との関係構築はなかなか難しい。ー枚も二枚も上手の相手に対して、うまくコミュニケーションをとれるかどうか

 

・借金を背負う覚悟

 

➾経営者になると、借入金の連帯保証人負担などが新たに発生することになる。その負担が重すぎないかどうか、本人に借金を背負う覚悟があるかどうか