株価を引き下げるための方法は、①資産整理②利益圧縮があります。

 

①資産整理の主な方法

 

・含み損のある資産を評価し直したり、処分したりする

 

不動産や他社株式など、取得した時よりも価値が下がっているものについては、現在の価値に評価しなおすことで、資産価値を減らすことができます。

 

含み損の大きいもの思い切って処分してしまうのも株価を下げるには有効な方法です。

 

・不良在庫や滞留資産を処分する

 

売れ残り在庫も現在の売価で帳簿の資産に計上されています。

 

そのまま眠らせておくくらいなら、在庫一掃セールなどで処分してください。

 

・不良債権の処理をする

 

長年回収できていない売掛金なども資産として計上されています。

 

何度催促しても回収見込みがない場合や回収費用が高くつくといった場合には、債権放棄してしまうことも重要です。

 

②利益圧縮の主な方法

 

・役員退職金を支給する

 

退職金は金額が大きいため、利益圧縮には効果的です。

 

ただし、退職金のうち不相当に高額な部分の金額については損金算入が認められないので注意してください。

 

・役員生命保険を活用する

 

法人契約の生命保険は、損金に算入できます。

 

社長の死亡といった万が一のリスクに備えられ、さらに役員退職金の資金源にできる点でもメリットあります。

 

・決算賞与を支給する

 

次決算において、例年以上の利益が見込める場合は、従業員に決算賞与を支給して利益を圧縮することも一案です。

 

従業員のモティベーションにもつながります。

 

・減価償却可能な資産を購入するなどして、減価償却を増やす

 

車両などの資産を購入して滅価償却費用を増やし、利益を圧縮することもできます。

 

ただし、事業承継のためだけに無理な対策は危険です。

 

あくまでも経営に支障がない形で進めていくことが大切です。