事業承継は、社長として最後のテーマです。事業承継とは、「社長と後継者がお互いにキャッチボールしながら、社長としての地位や株式・不動産などの資産を後継者に引き継ぐこと」です。事業承継を控える団塊の世代経営者の世代交代はこれから本格化します。

全国の中小企業は380万社(2014年) → 年間2万社減少 → 事業承継の失敗、後継者の不在も原因です。事業承継がうまくいったからこそ続いている100年企業は2万6000社(2013年)にのぼります。

また、世界で創業200年以上の企業は5,586社(合計41カ国)あり、このうち半分以上の3,146社が日本に集中していて、続いてドイツ837社、オランダ222社、フランス196社の順となっています。事業承継がうまくいったからこそ続いている100年企業は2万6000社(2013年)にのぼります。

このような長寿企業がある一方で、リーマンショックで業績が急変したなどを理由に、事業承継を先送りしている企業も多く存在しています。しかし、事業承継を先送りしても何も変わりません。ただ時間が無駄に過ぎるだけです。

もし、赤字が続いているのであれば、この機会を利用して、株価の安さを活用し、税制面での工夫なども考えられます。この厳しい嵐を、後継者教育のチャンスととらえみてはいかがでしょうか?後継者に事業承継し、新しい時代の風に合った企業へと「経営革新」できる可能性さえあるのです。

事業を存続させながら、人は寿命とともに交代していきます。これは自然の摂理です。環境の変化に対応し、自らを変えた種のみが生き残ったというのは、進化論の本質です。つなぐべきものは経営の本質「知的経営資源」です!

事業承継の準備も十分にできないうち先代社長がなくなるとどうなるでしょうか?

  • 急に社長を継いだ後継者では動揺は収まらない。
  • 社内クーデターが引きおこる。
  • 社員の流出が止まらない。
  • 力のある役員が独立し、顧客・社員を引き抜いてしまう。
  • 競合他社は攻勢に出て、得意先が奪われる。

こんなことが、当たり前のように起こってしまうのです。事業承継が遅れるとどんなことが起きるのでしょうか?

  • 社長の人脈も同時に高齢化します。
  • いくら業績回復後に社長交代しようと思っても現実は逆方向にむかっています。
  • 取引や付き合いが突然途切れるリスクが高まってきます。そして、売上ダウンという結果につながっていきます。
  • 取引先担当者の高齢化によって交代することで、その人脈が途切れ、新任担当者が購買価格を見直し、コストダウンを目指したりされる

と、利益ダウンにもつながります。

  • 職人を抱える会社であれば、その高齢化によって、技術伝承が止まってしまう可能性もあります。
  • 経営担当である社長夫人の交代についても検討しなければなりません。
  • 不正の起きやすい経理という仕事を身内に任せる安心感は他に代えがたいために社長交代のタイミングで次期経理担当者の選定と教育も必要になります。

事業承継の定義とは?

①②③このすべてを同時にバランスよく承継することで事業承継を完了させることが大切です。

①→③へ行くにしたがって、見えにくく承継するのが難しい分野となりますが、この全分野において全体最適な支援をすることが、我々の役目だと考えています。①②③このすべてを同時にバランスよく承継することで事業承継を完了させることが大切です。